Green Leaf's Breeze


ことば、つながり、くうかん、
ささやきは風にのり、ときを流れる
ときを流れたささやきは
そよかぜになってかえってくる


2002年10月


競争

at 2002 10/01 23:59

勝ちたいひと
だあれ?

わたしはだれにも
勝ちたくない。
ほんとうだよ。

勝ちたいひとは
ことばをおもいを
おしつけてくる。
くちにだしていわなくても
「じぶんが一番」って
おもっているのが
ビンビン伝わってくる。

どうして勝ちたいのかな?
勝つとなにかいいことあるのかな?
勝ち負けをいしきしたコミュニケーションは
わたしにはとても息苦しい。

勝ったり負けたり
わたしはどっちだっていい。
あなたが勝ちたいなら
わたしは負けるよ。
だからもう
競争あいてとして
わたしを見ないで。
そんな威圧的なことばで
じぶんを語らないで。

競争されると
にげてしまうわたしは
ただの臆病者なのかな?

ささやきがためいきにまざる。
「競争しないで
 いっしょに歩かない?」

聞き上手

at 2002 10/02 21:44 編集

あなたになら話せること
あなたにしか話せないこと
あなただから話せること。

あなたという存在が
わたしをほっとさせる。
だれにもいわなかったこと
いう必要のないこと
いえないことを
あなたが聞いてくれる。

だまって微笑んで
あいづちをうって
聞いてくれる。
そしてときに
あたたかいことばを
新鮮なへんじをくれる。

わたしのこころが
ゆっくりと溶けだす。
すなおなきもちをあなたに伝えて
あったかくなる。

あなたのささやきが
わたしをやさしくする。
「うん、うん、それで...」

距離

at 2002 10/03 22:13 編集

あなたとわたしのあいだにある距離。

あなたのおもいと
わたしのおもいの
あいだにある距離。

ちょっとふあんで
でもちょっとここちよい
そんな距離。

あなたはわたしじゃない。
わたしはあなたじゃない。
だからぴったり重なることはないよね。

でもだからいいのかな。
あなたをわかろうとする。
わたしをわかろうとする。
ことばをかわせる。
おもいを伝えあう。

あなたとわたしのあいだにある距離。
このささやきをあなたへ。
「距離をちいさくしよう。」
「そして距離をうけいれよう。」

孤独の深淵

at 2002 10/04 21:42 編集

ある2日間。

だれともしゃべらなかったじかん。
だれもしゃべるあいてがいなかった。
でんわもメールもうごかなかった。

はじめての土地で
だれも知るひとのいない土地で
寂しさを知った。

寂しさに
なみだがながれる。
孤独というのは
こういうことかと
知った。

ひとはひとのぬくもりを
しらずしらずのうちに
もとめている。
こころが叫んでいる。
「ひとりになりたくない。」
「わたしはここにいる。」

もしわたしが
この叫びをきいたなら
すぐにでもあなたのもとへ。
「わたしがいるよ。」
「わたしがあなたを知ってるよ。」

コミュニケーションズ

at 2002 10/05 23:32 編集

しんじつってなに?
じじつってなに?

テレビでラジオで
新聞でインターネットで
ながれている
大量の情報。

ながれてくる情報に
わたしたちはおぼれて
ながされていないだろうか。

コミュニケーションが
ふくすうになって
コミュニケーションズになると
とたんにげんじつが非げんじつに
非げんじつがげんじつに
変換されるのは
なぜだろう。
げんじつが作り上げられるのは
なぜだろう。

わたしが知っているげんじつを
メディアのコミュニケーションズに
うばわれないように。
わたしが触れているげんじつを
コミュニケーションズに
まどわされないように。

ぎもんをささやきにしよう。
「あそこのげんじつは
わたしのげんじつ?」

グレー

at 2002 10/06 23:20 編集

グレーはどこにあるだろう。

白か黒か。
そんなふうにしか
はなせないときがある。
おたがいに意固地になって
ゆずれない。

じぶんをとおすか
じぶんをおさえるか。
あいてをぜんぶうけいれるか
あいてを屈服させるか。

ちがうよね。
あれかこれか、なんて
そんなコミュニケーションは
またいつか
綻んでしまう。

おたがいに
ちょっとずつゆずろうよ。
ちょっとずつうけいれよう。
そしてちょっとずつ
わがままをとおそう。

こころをおちつけて
ささやく
「グレーゾーンを
 つくろうよ。」

すがた

at 2002 10/07 21:49 編集

歯をくいしばって
あなたがたえている。
こぼれおちそうになるなみだを
こらえている。
うつむくことなく
まっすぐに前をむいて。

まぶしいあなたのそのすがた。
ひととのことばのやりとりで
こころが擦れて
血がにじんでも
うずくまらないあなた。

じぶんもおなじように
ひとを傷つけているからと
傷つくことと
傷つけることを
敢然としてみつめる覚悟をもつ。

あなたのその勇気は
わたしをもつよくする。
ひとのなかで生きていくためのつよさとは
どんなつよさなのかを
おしえてくれる。

あなたのすがたが
わたしへのささやきになる。
「大地をふみしめて
 どんなときもめをそらさずに」

もういちど

at 2002 10/09 00:18 編集

いちどすれちがったおもいを
またかよわせるのは
むつかしい。

どちらかが
ことばにひどく傷ついてしまったとき
まえとおなじになるまで
じかんがかかってしまう。

わたしを傷つけたことばにこだわって
いまのあなたのおもいに
気づけない。

でもね、
終わりにしたくないから。
やっぱりあなたといたいから。
おたがいにもうすこしだけ
素直になろう?
優しくなろう?

できるよね?
まずはきょうのできごとから話そうか。
あなたとおもいを
もういちどかよわすために
ささやく。
「きょう、こんなことがあったの」

いちばんのプレゼント

at 2002 10/09 22:48 編集

あなたがくれたプレゼント。
おもいがけなくて
とってもうれしかった。

プレゼントも
もちろんうれしかったけれど
いちばんうれしかったのは
あなたの時間。
プレゼントをかってくれた
あなたの時間。

いっしょにいない時間に
あなたがわたしのことを
おもってくれた。
そのことがいちばんうれしいの。

高価なプレゼントじゃなくてもいいの。
あなたのその時間が
うれしいから。

こうやって
おもいがかわされていくのね。
大切だというおもいが
わたしにとどく。

こころが踊る。
ささやきが踊る。
「あなたの最高のプレゼントを
ありがとう」

at 2002 10/10 23:40 編集

あなたとのかいわで
わたしのしられざる扉が
ひらく。

あなたのそのひらめきが
扉をひらく
鍵になる。

ああ
こんなところにも
わたしのしらない扉がかくれていたんだと
あなたがしらせてくれる。

なんてわくわくするんだろう。
この扉をあけたら
わたしはどんなふうに
かわれるのだろう。

あなたがくれた鍵を
しっかりにぎりしめて
わたしは未知なる扉をあけて
あらたな旅にでる。

なにが待っているのか。
なにが起こるのか。
ひかりか
やみか。

あなたのささやきに
あとおしされて
わたしはあたらしい一歩をふみだす。
「さあ、いっておいで」

がんばること

at 2002 10/11 22:57 編集

あなたがわたしを認めてくれる。
そのことが
ただうれしい。

がんばるのは
じぶんのためだって
だれだってわかってる。
でも
これでいいのか
ちゃんとがんばれているのか
不安になる。
疲れてきて
やめてしまおうか、
そうおもってしまう。

そんなとき
「がんばってるね」
「すごいじゃない」
そんなことばが
活力になる。
つぎにすすむ
勇気にちからになる。

ささやきから
あたたかいエネルギーが
ながれこんでくる。
「ありがとう」
「もっとがんばれる」

一緒のじかん

at 2002 10/13 01:25 編集

あなたもわたしも
いそがしくて
一緒のじかんがあんまりない

すれちがうことが
おおくて
でんわもメールも
あいだがあいてしまう

だから一緒のじかんは
たいせつなはず。
それなのに
おたがいにつかれて
ただじかんだけが
ながれてしまう。
テレビのおとだけが
くうかんを占める。

ねえ、もっと“一緒”を
かんじよう。
一緒のじかんとくうかんを
ことばで埋めよう。
ふれあって
おもいをかわそう。

一緒につくる
あしたをはなそう。
ふたりのささやきで
くうかんを埋めよう。
「はなそうよ。」

出逢い

at 2002 10/13 20:59 編集

ゆったりと
ながれるじかん。
いそがしい毎日のなかで
ほっとできるいちにち。

ひとりでゆっくり
じかんをたのしむ。
ほんをよんで
ラジオをきいて
そして
いろんなひとのことに
おもいをめぐらせる。

なつかしいひと
れんらくのないひと
きのうあったひと
たいせつなひと。

ひとりひとりと
おもいでがある。
それはかならずしも
あたたかいものばかりではないけれど
そんな過去があって
現在(いま)のわたしがいる。
そして未来のわたしも。

みちはずっと続いている。
わたしはあとどれだけのひとと
出逢うのだろう。
どれだけのおもいでを
つくるのだろう。

それぞれのみちが
交差することに
感謝しよう。
それは必然でもあり
そして偶然でもある。

これまでに出逢ったひとへ
これから出逢うひとへ
ささやく。
「あなたに出逢えて
よかった。」

怒りのさきに

at 2002 10/15 00:25 編集

かんじょうがふきだす。
ことばをとめられない。

怒りがこころをうめつくし
あなたをやけどさせてしまうことばが
つぎからつぎへと
とびだす。

ことばをぶつければぶつけるほど
わたしのこころは
重くなるのに。
こんなんじゃ
わかりあえないって
わかっているのに。

ふきだしたかんじょうが
おさまったころ
わきあがってくるのは
後悔だけ。

あなたになんていえば
いいのだろう。
あしたから
どうやってささやけば
いいのだろう。

後悔で
ささやきを見失う...

無意識のおもい

at 2002 10/15 22:44 編集

写真を現像にだした。
もどってきた写真をみて
びっくりした。

わたしのこころが
露出しちゃってる。

10人以上が参加した
パーティーの写真。
幹事だったわたしは
みんなの写真をうつしたはずだった。

それなのに
一番おおいのはあなた。
あなたの笑顔が
一番うつってる。

わたしのおもいは
わたしが知らないうちに
成長しちゃってる。
わたしがあなたにばかり
カメラをむけていたことを
あなたは気づいていたのかな?

わたしの無意識は
おもっていたより
ずっと素直。

わたしの無意識が
ささやいている。
「だれよりもすきなのは
あなたです。」

再会

at 2002 10/17 01:04 編集

ひさしぶりの再会。
はなしに花がさく。

もうかれこれ
20年以上のつきあいだね。
それぞれが
それぞれのおもいをかかえて
それぞれの道をあゆんでいる。

ちょっとぐちって
恋のはなしをして
しごとのはなしをして
これからのはなしをする。

おたがいに
アドバイスもするけれど
決めるのはあなた。
そんな距離がここちいい。

たいせつにしたい友人たち。
わかれぎわに
あかるいささやきを交わす。
「また会おう」

しんぱい

at 2002 10/17 23:26 編集

とつぜんのつよいことばに
びっくりする。
どうしたの?
わたしなにかした?

つむぎだされることばと
むかってくるかんじょうのおくから
だんだんに伝わってくる
あなたの暖かいおもい。

心配してくれていたんだ。
ひとりでおもいをかかえていたわたしを
ずっと見ててくれたんだ。
いつ伝えてくれるかと
待っていてくれたんだ。

ありがとう。
あなたが見ていてくれるから
わたしはがんばれる。
心配してくれるから
むりもできる。

でもね、おねがいがあるんだ。
つぎからは
もうすこしだけ
あなたの心配をことばにしてね。
甘えてもいいんだよと
ささやいて...

といかけ

at 2002 10/18 21:09 編集

なにかあると
きみはじぶんに問いかける。
ひとりになって
じっとうずくまって
けんめいに問いかける。

こたえはみつかったかい?
くらやみのなかに
光はみえたかい?

きみはいつも
光と闇を
いききする。
おわらない道程。

でもきみは
かくじつにたくましくなっている。
くらやみのなかで
じぶんを見失わないくらい。
そしてかくじつに
じゅうなんになっている。
どんな困難なときも
ひらめきがうまれるくらい。

だから
きみがひとりで
じぶんとかいわしているときは
そっと見守っているよ。
たいせつなきみだけのじかん。

こころのおくの
ちいさなささやきを
きみが聞き逃すことのないように
しずけさを
きみにあげよう。

いみ

at 2002 10/20 00:15 編集

ひとつのことばに
こめられたおもいは
ひとぞれぞれに
ちがう。

おなじことばをきいても
いみはいろいろに
ちがう。

たとえば
「愛」
「信頼」

あなたとわたし。
あのときとこのとき。
ひとによっても
じかんによっても
いみはきっとちがう。

だから知りたくなる。
あなたのいみを。
だから伝えたくなる。
わたしのおもいを。
あなたとわたしが
おなじおもいでいることを
確かめたくなる。
どこがちがうのか
知りたくなる。

いみをささやきあおうよ。
「あなたのいみを伝えて」
「わたしのいみを聞いて」

じかん

at 2002 10/21 00:13 編集

霧雨がけしきをかえる。
はれた日とはまたちがった
しっとりとした
おもむき。

たくさんのひとが
いききする。
たくさんのひとの
こえ。
ざわめき。

それぞれが
けしきをたのしみ
たがいのかいわを
たのしむ。

あなたとわたしも
きままにことばをかわし
わたしたち色の
じかんをすごす。

このじかんが
わたしにゆとりを
くれる。
いそがしいまいにちに
ほっとひといき。

かざらないささやき。
すなおなわたし。
「きょうはいちにち
ありがとう。」

結果を

at 2002 10/22 01:11 編集

いそがしくなりそうな気配に
ささやきが
とぎれてしまう。

ひとつのことに
ぜんりょくを傾けて
いっしょうけんめいに
ならなきゃいけない時期が
迫っている。

ここが勝負どころ。
悔いのないように。
「もっとやれたのに」
なんていう
ささやきは
絶対にこぼしたくないから。

結果がたいせつなときがある。
わたしに
あたたかいささやきを
くれるみんなへ
「ありがとう」
「うまくいったよ」
のささやきを
かえすために。

「さあがんばろ」

らせん

at 2002 10/23 21:10 編集

らせんをえがく。
くるくると
はてしなく。

わたしのらせんは
過去と現在と未来へ
つながっている。

わたしのらせんは
あなたのらせんと
まじわりあう。

そうして
わたしのらせんは
のびていくことができる。

あなたがいて
わたしがいる。
きのうがあって
いまとあしたがある。

あなたからの
ささやきがあるから
わたしのささやきが
うまれる。

いつもどこかではじまる
いつのまにか
はじまっている
あなたとわたしの
かんけい。

このふしぎに
おどろきとよろこびが
ささやきになる。
「らせんを
ずっとのばしていこうよ」

りゆう

at 2002 10/25 21:34 編集

好きなひとはいますか?
好きなものはありますか?

たとえば
おきにいりのクッション。
ふわふわしてて
さわりごこちがよくて
だから好き。

たとえば
大ファンの俳優さん。
瞳がかっこよくて
こえがすてきで
あしもながくて
だから好き。

でもね
ほんとに「好き」って
ちょっとちがう。
わたしはあなたが好き。
どうしてって
あなただから好き。

きっとはじまりは
りゆうがあった。
でもいまはちがう。
だれでもない
あなただから...

りゆうぬきで
好きになれるひとは
たくさんはいない。
でもそんなひとたちは
ほんとうに大切。
うしないたくないひとたち。

ささやきが
あなたのこころへ
とどきますように。
「あなただから
とても大切。」
「りゆうなんて
なにもいらない。」

しめだされたおもい

at 2002 10/28 01:25 編集

どうせあなたは
わたしのことなんて
わからない。

きみのそのことばが
ふかくむねをえぐる。

すれちがって
たがいに負の感情を
ぶつけあうとき
きみはそのことばを
なげつける。

すれちがうから
わかりたいとおもうのに。
わからないときがあるから
わかろうとしているのに。

めのまえで
シャッターが閉められる。
わかりたいというおもいも
わかってほしいというおもいも
閉めだされてしまった。

ささやきもとどかない。
「わかりあうためには
ふたりの努力がなければ
だめなのに...」

いと

at 2002 10/30 00:56 編集

とおりにでてみると
たくさんのひとと
すれちがう。

たくさんの
かおのみえないひとたち。
なまえをしらないひとたち。

でも
たくさんのunknownから
かおをしり
なまえをしるひとたちが
あらわれる。

なぜ出逢うのだろう。
なぜ今ここなのだろう。
このつながりはなぜ...

みえない糸は
たしかにあるのかもしれない。
あなたとわたしをむすぶ
透明な糸。

とおりにたって
ひとの流れをかんじながら
すんだ青空に
だれともなくささやく。
「ひとと出逢う不思議を
ありがとう。」

欠けたぶぶん

at 2002 10/31 23:37 編集

あなたに伝えたいおもいがある。
わたしの大切なおもい。

わたしのおもいは
ことばで表せているかな。
わたしのことばは
どれくらい
あなたへ届いているだろう。

あるひとがいっていた。
「おもいをことばにするときに
すこしおもいがこぼれて
じぶんのことばが
あいてにりかいされるとき
またすこしこぼれる。
だから
あいてに伝わるじぶんのおもいは
いつも少し
かけている。」

わたしのこころのなかのおもいが
満月のように
まんまるだとしたら
あなたに届くころには
ちょっとだけ
欠けてしまったお月様なのかな。

欠けてしまって
みえないぶぶんを
信じるか
疑うかは
わたしたち次第だね。

大切なわたしのおもいを
伝えたいあなたへ。

「欠けたぶぶんは
きっときらきら光る
月の粉になって
わたしたちのうえに
ふりそそいでいるよ。」
「だから欠けていても
おもいを伝えます...」

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