Green Leaf's Breeze


ことば、つながり、くうかん、
ささやきは風にのり、ときを流れる
ときを流れたささやきは
そよかぜになってかえってくる


2002年11月


応え

at 2002 11/03 00:26

きみはかんがえる。
わたしはなぜわたしなのだろう。
このせかいのなかに
いることの意味はなんだろう。

きみはすこし疑っている。
どりょくって
ほんとうにむくわれるのだろうか。
ゆめって
かならずかなうんだろうか。

きみは不安をかかえている。
わたしはしたいことを
できているんだろうか。
あきらめてばかり
いないだろうか。

だれもきみに
答えをあげられない。
きみがみつけるしかない。
だけど
きみの問いかけに不安に
応えてあげよう。
きみのその問いかけが
その不安こそが
大切なのだと。
なぜなら
きみはきみの望みを
実現したくて
もがいているのだから。

ささやきをもって
応えよう。
「きみの問いかけのおくにある
密かな祈りは
きっと応えられる」
「きみはだいじょうぶ...」

かえるばしょ

at 2002 11/04 17:52

つめたいかぜ。
つめたいくうき。
みんながポケットにてをいれて
かたをすぼめて
すこし早足であるいていく。

こんな季節には
いつもよりもっと
あなたのあたたかさが
しみてくる。

あなたの手のぬくもり。
あたたかいあなたの背。
そして
あなたのやさしいことば。

わたしの帰るばしょは
ひとつ。
わたしをまるごと
受けいれてくれるばしょ。
どんなに外がさむくても
ここのぬくもりがあるから
だいじょうぶ。

あなたのささやきで
あったまる。
「いつでも
ここへ帰っておいで」
「おかえり」

やさしさは

at 2002 11/07 01:27 編集

ひとはじぶんのことを
いちばんにかんがえる生き物だ。
そんなことをいったひとがいる。
だから
ひとへのおもいやりとか
ひとのためとかは
みんな偽善なんだって。

ほんきでそうおもっているの?
あなたには
大切なひとはいないの?
あなたはひとに優しくされて
あったくなったことがないの?

ひとはたしかに
わがままだし
じぶんを守りたがるし
じぶんがよければそれでいいやって
そんなきぶんに
なっちゃうことだってある。
でもそれだけじゃないでしょ?

優しくされたあたたかさを知り
冷たくされたかなしさを知り
おもいやることの
うれしさを知っている。

人という漢字は
ひととひととが
寄り添っているところを
表しているなんていう
説明をおもいだす。

からだを寄せあうだけじゃないんだよ。
こころだって
寄せ合う。
そうしてしぜんに
優しさやおもいやりが
うまれてくるの。

それはこころの
しぜんなささやき。
「優しさをありがとう」
「あなたへあたたかさを」


流れるときのなかで

at 2002 11/08 17:48 編集

とまらない時間(とき)の
流れのなかで
ひととひとが
出逢う。

いろいろなたちばで
いろいろなおもいをもって
いろいろなことばをかわし
いろいろなかかわりを
つくっていく。

ときをとめてしまいたいほど
ずっと一緒にいたいひともいる。
会わないでいたときの流れを
たのしめるひともいる。
二度と会わないことが
最良のひとも...

わたしは
時間(とき)を流れる冒険者。
ときが
出逢いが
わたしをつくっていく。

ささやきが
ときを流れる。
「じっとときをみつめよう」
「すてきな出逢いを
みつけられるはず」

軌跡

at 2002 11/10 22:14 編集

もういやだ。
ぜんぶゼロにしたい。
むだなことばっかり。

いまをうごかせないでいる
あなたがさけんだ。

放り出して
あたらしいことをはじめれば
きっと楽になれる。
こころのおくから
ことばが吐き出される。

わたしはよこで
そっとつぶやく。
ゼロになるのかな?
むだ、なのかな?
楽ってどんなこと?

わたしはね、
あなたの軌跡は
油絵みたいなものだとおもうの。
油絵ってね、
けせないの。
うえから
あたらしい色をぬったり
けずったりはできるけれど。
でもね、
うえからぬれば
絵が厚くなる。
けずれば
きずがのこる。
あなたの軌跡も
おなじじゃないのかな?

ゼロにならないよ。
むだなことなんてない。
どんなことも
あなたの軌跡。
あなたを厚くする。
たとえ放り出したとしても
それもあなたの軌跡だよ。

どんな軌跡をえがくかは
あなたしだい。
くるしみと楽さは
きっとひとつの軌跡のうえで
つながっている。

あなたの輝く軌跡を
ささやきでしらせるよ。
「どんな軌跡をえがく?」
「どんな軌跡も
ふりかえれば
きっと輝いているはず」

あのころ

at 2002 11/13 00:13 編集

わたしをみて。
わたしの存在を
みとめて。
わたしのことばを
聞いて。
わたしのおもいを
わかって。

いつもこころで
さけんでいた。
“わたし”は
わたしだけでは安定できない。
だれかと
ことばをおもいをかわして
はじめて
“わたし”が確かなものになる。

わたしはわたしだけで
生きていけるほど
つよくない。
わたしだけで
安定できるほど
確かじゃない。

わたしのこころのささやきは
悲痛なさけびだった。
「おねがい
わたしの存在をみとめて」
「ここにいていいのだと
うけいれて」

かなしみ

at 2002 11/14 23:04 編集

しんじていたことば。
しんじられなくなった
わたし。

きのうのいかりがきえ
いまあるのは
かなしみだけ。

こころに
「穏やかに」と
いいきかせているけれど
瞳にやきついて
とれない閃光のように
かなしみがのこりつづける。

あなたへのかなしみと
もうまえのようには
あなたをしんじられない
わたしじしんへのかなしみ。

ささやきが
涙となってこぼれおちる。
「もうもどれない...」

ちいさな

at 2002 11/16 22:43 編集

あのひとと会うたびに
わたしは
こころに
ちいさなかなしみを
抱えることに
なるのだろう。

しかたのないこと。
あのひともおなじ。
まえに抱えたかなしみと
おなじものを
また抱えて
すごすだけ。

かなしみは
そっとこころのおくに。
わたしは
いつもとかわらないかおで
あのひとの
はなしをきく。

まえのときも
できたのだから
だいじょうぶ。
あのひとの
望む“わたし”を
演じていこう。

ちいさな決意を
ささやきにする。
「ただ望まれるままに」
「こういうふうにしか成立しない
コミュニケーションもある...」

かわってゆこう

at 2002 11/18 22:41 編集

刻一刻と
かわりゆくそらを
ながめる。

いろがかわる。
くもがながれる。
ひかりがゆれる。
かぜがうごく。

なにひとつとして
おなじものはない。
なんどきも
おなじでいるものはない。
みんなそれぞれ
おもいのままに
かわっていく。

ひともそうなのかな...
いろんなおもい
いろんなことば
いろんなひと。
たくさんのものにかこまれて
わたしは
すこしずつ
かわっているのかな。

かわることを
楽しもう。
まわりから
たくさんのおもいをうけて
わたし色を
かえていこう。

わたしのまわりから
きこえてくる
ささやきが
わたしをかえてくれる。
「こんなふうはどう?」
「こんなふうにもなれるよ」

そのおくの

at 2002 11/21 00:52 編集

きみが
なにかいいたそうにしている。
けはいでわかる。

でも
きみがみせる態度は
うらはら。
きみのことばは
核心にふれない。

いまじゃなくてもいいこと
どっちでもいいこと
そんなことばかり
はなしてる。

なにをこわがっているの?
なにをためらっているの?

そのこころのおくにある
きみのおもいを
開放してごらん。
きみのことばを
待っているよ。

ささやきで
きみのこころを
刺激しようか。
「どんなおもいを
隠しているんだい?」
「伝えてごらんよ」

とけいのように

at 2002 11/22 23:16 編集

アナログ時計の秒針が
ときをきざむ。
きれめなく
ずっと
きざんでいく。

あなたとわたし。
まるで
アナログ時計のよう。
きれめなんて
さがせない。
あるときから
ずっと続いていく。

どこまで続くかな。
ちゃんと続くかな。
ときどき
ふあんになる。
もううごかない時計のように
わたしたちも
とまってしまうんじゃないかって
こわくなる。

そんなとき
そっとささやいてみる。
「続けていこう」
「わたしたちのおもいを
きれめなく
つないでいこう」

まいご

at 2002 11/24 23:41 編集

ここはどこ?
わたしは
どっちへ行けばいいの?
あちらもこちらも
おなじけしきに
みえる。

みちに迷って
急に寂しさがこみあげてくる。
ひとりぼっちが
こころぼそくなってくる。
どうしよう。
どうしよう...。

さあ
もっとよく
あたりをみまわして。
とにかく
方向の見当をつけて。
じぶんのアンテナを
いっぱいにはって。
颯爽(さっそう)と
あるいてみよう。

ほら
とおくに人影がみえる。
見覚えのあるすがた。
聞き覚えのあるこえ。
「まってたよ」

うん
たどりつける。
まよっても
いつかちゃんと
待ってくれるひとのもとへ
たどりつく。
あなたの
「まってたよ」のささやきを
ききたいから
わたしは
歩きつづけられる。

ただそっと

at 2002 11/26 23:57 編集

あなたがすることを
わたしは
黙ってみつめている。

ことばを
かけないほうが
いいことがある。
たすけを
ださないほうが
いいときがある。

わたしは
ただじっと
あなたをみつめています。
あなたの
その必死さを
あなたの
その懸命さを
だたそっと。

いつかあなたが
ふっと
まわりをみまわす
余裕ができたとき
あなたに
このささやきを
かけられるように。

「ずっとみていたよ」
「あなたの頑張りは
わたしがぜんぶ知ってるよ」

こえじゃなきゃ

at 2002 11/30 00:03 編集

ねえ
なぜメールなの?

会っているときは
ほとんど
はなしをしないのに
メールで
いろいろ書いてくるのは
どうして?

いまの時代の
べんりなコミュニケーションツールは
時間を共有できないときの
「たすけ」で
あるはずなのに...。

逃げないで。
ちゃんとわたしを
みて。
おなじ時間で
ことばをかわそう。

タイムラグは
わたしたちのあいだに
溝をつくってしまうから。

あなたのおもいを
ささやきにして
ちゃんと
わたしに伝えてよ。

「どんなおもいも
あなたの声で
伝えてほしい」

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